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更新日 2016-06-10 | 作成日 2016-06-10

NLE ノンリニア編集に関する諸々の考察

「うおっ」
デヴィッド・フィンチャー監督の映画「セブン」このオープニングムービーに私は度肝を抜かれました。
自分の悪夢に出てきそうな画、しかし、目を覚ましたら覚えていない様なオドロオドロした内容。
ナインインチネイルズの重たく緊張感のあるBGM。
そして何より、テロップの動き。

すっかり魅了された私は、本編も見ずに何度も何度も、オープニングばかり見ていました。
この映画こそが、私を映像の仕事に結びつけてくれたものでした。

と、カッコ良く書きましたが、この「セブン」を見て映像を志した人は多く、また、インスパイアされた作品が、この時期かなり多く作られました。

その当時、PCソフトの物流の会社に勤めていた私は、廃棄で貰ったAdobeのPremireとAfterEffectsを、
「何かしたいなあ」と起動しては終了する事を繰り返していました。

この頃、まだまだMacやPCでのノンリニアというものは、中々高嶺の花で、今に比べると技術書も少なかったように記憶しています。

AEが3.0、Premierが4.0の頃です。

高嶺の花と書きましたが、本当に高かったし、MacもPCも非常に貧弱でした。
根本的な考え方やノンリニアの単語も知らなかったので、ソフトを起動しても何も出来ませんでした。
特にAEは、今でこそ起動すればタイムラインが出ますが、その頃は起動時にプロジェクトウィンドウと、再生ボタンの乗ったウィンドウの二つしか出てこないため、えらく突き放され感のあるソフトでした。