Archive for 5月, 2013
ファイルのコピーを早くしよう
ワタシの仕事の中に、撮影素材の取り込み(キャプチャー)と、編集完了後のデータのバックアップ、というものがあります。
ウチの会社では、映像編集に、metaSANを使用して、大量のデータを扱いやすくしている、のと、
バックアップに、Pro-cacheを使用して、大量のデータバックアップをまかなっています。
metaSANは、それぞれのクライアントPCがFCケーブルで直接繋がっていて、
Pro-cacheは、会社のネットワークに、1000BaseTでぶらさがっています。
表題のファイルコピーを早くしよう。というのは、
撮影素材の取り込みは、metaSAN内にダイレクトに放り込んでいくと、断片化しまくりで恐ろしいので、
一度自分のPCのローカルHDDに入れてから、metaSANにコピーしています。
※SANって、そもそも、バラバラにデータ書き込んであるんじゃないの?という部分もあるけれど、そこはまあ、それ。
Pro-cacheについては、1000Baseと言っても、FCが出せる速度には、遠く及ばないため、
足を引っ張るのを避けるため、一度外付けのe-SATAにコピーしてから、バックアップを行います。
他にも大量のファイルコピーはあるのだけれど、デカイのは、この二つ。
一つ何かでファイルコピーをしていると、それ以外のコピーが別ドライブでも遅くなってしまったりするのです。
Windowsってのは、こういう所がよー、ブツブツ…。
兎にも角にも、時間がかかるし、他の足も引っ張るわで大変なので、ファイルコピーを早く終わらせられるように、改良しよう、と思ったのです。
実際問題、様々な都合で、早く出来そうなのは、撮影素材のファイルコピーだけなんだけれど、
少々、説明をさせていただきますと。
metaSANのディスク転送速度は、全ての端末で、550MB/Sほど出ている。
取り込みに使っているHDDは、内蔵のSATAで、いいところ90MB/S。
これが実際、どうなるのかというと、例えば、1.3TB位のデータをコピーすると、片方が遅いので、4時間とか、4時間半とか必要な訳です。
この間、アオリを喰って色んな事が遅くなるのです。
もともと、ワタシはRAIDというのは憧れこそあれ、なんだかオッカナイいものとしか見ていないので、あまり使う気にならなかったのだけど、
もう、ファイルのコピーがしんどくてしょうもないのと、撮影素材を、ローカルHDDで編集するわけではないので、内臓にバラバラに置いてあるHDDを、3発位ストライプしちまえば、お互い早いんだから、結構早くなんじゃね?と、今回の作戦に臨んだのでした。
ワタシのメインマシンのマザーはP6TWSで、当時、CanopusのVELXUS500が、PCI-Xでの接続だったのでこれにしたのだが、VELXUS500を使わなくなった今、「やっぱ、PCI-Eのマザーが良かった」
なんて思う訳だが、後の祭りである。
RAIDカードを増設しようにも、スロットが空いていないので、マザーのSATAで、RAIDを構築する。
一時的に置ければいいので、RAID0であります。速度重視。
中に入っていた、1TBを、3発RAID0にして、データのコピーをしてみると…。
コピー開始から、一時間位経過した時の図。
いいぞー。シングルだと、一時間も経過したら、90MB/s割っている頃です。
ディスクの速度を計測してみると。
悪くないですね!!
ワタシのファイルコピーの憂鬱は、ある程度、軽減されましたとさ。
別件で、EDIUS6で、AVCHDを5カメ重ねた場合って、どうなるのだろうか。というのをやってみた所、
シングルの内蔵HDDでは、画は落ちないのだけれど、音の途切れが発生しました。
今回の、3発ストライプでは、画も音も途切れませんでした。
しかし、AVCHDニュルニュル再生は、道半ばであると、言わざるをえません。
2 commentsEDIUS 6.54bアップデータ
おおっとー!?
ついぞ、この間6.54かと思ったら、今度は6.54bアップデートだぜ!!!
いい加減、プログレッシブのディスク作成と、
AfterEffects 64bit版のビデオアウトプラグイン出してくれyo!
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