Archive for 4月, 2016
EDIUS Pro 8.2
である。
21日にアップデータ配布と聞き、ワタシは「多分アメリカ基準で22日になってからだろうなあ」と、思っていたので、日が変わって22日、自宅のPCの前にへばり付き、貧乏ゆすりの代わりにマウスクリックを繰り返していた。
高橋名人もびっくりの連射速度である。
1時前位だったか、流れるような操作でEDIUSを起動すると、「アップデータがあるぜ!」とのダイアログ。
早速ダウンロードして、試してみたが。
家のPCは第一世代i7である。
GPU周りの検証はできない。その上、リリースノートもこの時は出ていなかったので、何が違うのか良く分からん。
とりあえず、モーショントラッキングだけでもやってみようか。
やり方は、マスクフィルタを適用し、適当にマスクを切って、トラッキングのチェックを入れる。その後は「順方向にトラッキング」ボタンを押せば勝手に計算をしてくれる。
…。おー、結構追いかけるではないか。
この日はこれで終わりにした。
ワタシの中での大事な所は、QSVがどうなっているか、であるため、朝会社で早速試す。
マルチカムでAVCHD素材を4カメにしてカットの切れ目付近を…。
駄目かーーー。
やはり引っ掛かってしまう。嗚呼。
ここなんですよ奥さん。ここを直して欲しいんですよ。
新機能より何より編集がちゃんとできる事がなんですよ。シクシク。
QSV使用時にファイルエクスポートでEDIUSが爆発するのは直っているみたいだけど、4カメ以上のマルチカムがなー。
QSV使わないんじゃ意味ないしなー。
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出力したファイルにインサート cineXinsert
http://www.cinedeck.com/cinexinsert/
である。
ワタシは以前、テープからファイルベースに移行するにあたり、完成品マスターに一箇所だけノイズが見つかったりとか、1カットだけ修正したい。とか発生した場合は、全部出力し直しなんだろうか、面倒だなあ。と思っていた。
ウチの会社では、以前はDVCAMをマスターテープに使用していたのだが、180分作品などをテープに出力してチェックをして、ノイズが入っていたり、テロップ間違ってた、とかなるとさあ大変。
別のテープにその付近を書き出して、リニアの編集機でインサートするのだ。
途中から二層のDVCAMを使ったり、STORM3Gを使ったりと、段々楽になったものの、尺の長い物の出力は色々面倒だったワケですな。
ファイルベースに移行する際も、散々経験したこのインサートは、ワタシの心に澱のようにのしかかり、
「ここは、何とかしないとなあ」なんて思っていた。
さて、おっかなびっくりファイルベースになり、気がついたら何となくワークフローも確立し、
自身の業前も老練というか円熟の域に達し(注:ウチの会社でのみ)出力し直しと言うのは、殆ど発生しなくなって、気がついたら、ファイルの出力待ち時間は、ワタシにとってむしろ憩いの時間となっていたのである。
余談だが、最近の憩いの時間の使い方は、「ウィキペディア最短移動ゲームで」ある。
例えば、ベートーベンから北島三郎までを、リンクを辿って何分で移動できるか。
見ているのはウィキペディアだから、周りからは何か調べ物をしている様に見えるのでおすすめだゾ。
要するに、「ファイルにインサート」などと言うのは、すっかり忘れていました。という話だ。
そこへ、cineXinsertである。
過ぎ去った青春の日々が、鮮烈に蘇る。
要は、このソフトは「あ、指示声消し忘れた」とか「あれ、カメラ見切れてるじゃん」などと言った、
映像制作あるある10傑を、その対象カットだけ直せるのである。
要らないカットを消して、前に詰める、とかも出来るのだろうか。
ただ、Mac用なので今のワタシには検証が難しい。どなたか宜しく。
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i7 6700KでEDIUS Pro 8
さて、だいぶ前にi7 6700Kは組み終わっていたのだが、バタバタしていたため特に何も書いていませんでした。
しかしその威力たるや、ハッキリ言って快適です。
ワタシびっくりしました。
実は昨年、別の用途で5960XのPCを組んでいたのですが、試しにEDIUSを入れてみたが、AVCHDを扱うには、そんなに操作感が良くなったとは感じられなかったのです。
それが、QSVを活かした途端にこのレスポンスであるため、驚愕を禁じえない。
実際のパーツ構成は画像を参照してもらうとして、
今回の更新で念頭に置いていたのは、予算20万円以内、PCI-Eスロット沢山、
LAN二口、出来ればSATA沢山。といった辺りである。
まずはマザーの選択であるが、ASUSのZ170-WSがPCIが一番多かったのだが、できればもう一スロット欲しいなあと思っていたので、その後発表されたEVGAの「Z170 Classified 4-Way」にしてみた。ワタシは会社も自分のも伝統的にASUSのマザーを使っているので、ちょっとドキドキもんである。
CPUは6700K決定なので、メモリーとCPUクーラー、あと今回初めてCドライブにSSDを使ってみる事にした。
クーラーはNoctuaである。静かで素晴らしい。
全部で15万円位で収まった。ナイス。
ケースや電源、VGAは使いまわそうと思っていたのだが、ケースがAntecのP193で、マザーはE-ATX。
入るには入るのだが、P193はケース内をチャンバーで分割していて、マザーのコネクタが一部そのチャンバーで塞がってしまうので、自宅のP280と交換した。
で、諸々組み終わって、「OSは入れ直さないと駄目かな」と思っていたのだが、あっさり起動した。
どちらにしても、CドライブをSSDにするので入れ直しなのだが、ちょっと拍子抜けした。
QSVを効かせたEDIUS8は、うんすげえ。
QSVが効いていない状態では、大した事ないのだが、QSVさまさまである。
これなら撮影素材はAVCHDだけでもイケルぜ。
と、思っていた所に、おかしな挙動がある事が分かってしまった。
AVCHDを4カメでマルチアングル編集にすると、カットの切れ目1秒くらい前で、一瞬引っかかっりがあるのだ。
2カメマルチだと発生しない。
3カメだと出たり出なかったり。
4カメでは確実に発生。
おいおい何だこれ。
ビットレートを落としたAVCHD、GoProのMP4素材でも発生する。
カノープスHQを4カメの場合は発生しない。
なので、圧縮の強い素材は発生するのではないだろうか。
QSVをオフにした場合は発生しない。
以前に試した、i7 2600KのPCでも発生した。
ので、単純にQSVに起因する不具合だろうか。
何となくの予想だが、次のカットを先読みするために引っかかるのかな。
しかし、バッファの値を変えても変化無しである。
それらしき事を書いている人が他にもおられるので、バグっぽいけどなあ。
グラスバレーには投げているので、上手く改善してもらいたいと思う。
余談だが、マザーの足回りが早くなったためか、内臓のRAIDから、SPACEへのコピーが、~320MB/sから400~450MB/Sに向上した。うひゃあ。
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