Archive for 12月, 2015

EDIUS Pro 8でQSVを試してみようぜ

12月 29th, 2015 | Category: EDIUS

年の瀬にこんにちは。
ワタシは古いマスターテープを、外部倉庫に入れる為の仕分け作業を延々やっております。

そんな中、普段監督が使っているPCを、EDIUS Pro 8に更新できる事になりました。

X79とかはQSVが無いんですか、そうですか。

あ、P55もですか。そうですか。

何だよオイ、ウチの会社、見渡してみると、編集に使っているPCでQSVを使えるのが、12台中、1台しかないではないか!!

CPUはi7 2600kであり、最早特別何て事のない奴である。

ワタシは会社のEDIUSを、早い所8にしてしまいたいと考えている。

理由としては、ウチの撮影はカメラを3台~5台使用するので、オフラインを軽く編集するために、HXR-NX5JのSD同録で凌いでいるのだが、時折HDでしか撮れないカメラが混ざってくるので、そんな時はSDに変換したものをプロキシとして起こしている。

これが手間なのと、逆に言えば、HDでしか撮れないカメラは極力使用を控えてもらっているので、制作上の制約になってしまっていると言う事もある。

SDデータを使わなくて良くなれば、当然ストレージもその分、空きが出来る訳で、色々とメリットが多い話ではある。

しかしながら、QSV対応できるPCが12台中1台しか無いと言う事は、11台は中身を入れ替える必要があるため、具申が通るかどうか、あまり考えたくない部分ではあります。

もしも、P8H67-M EVOがQSVのパワーをもって、滑らかにHDを編集できるようになれば、具申にビビるワタシの背中を後押ししてくれるだろう。

「…。今の状態でHDだけで編集するのはダメなの??」
これはごもっともですが、これをやってしまうと、「PCが調子悪い」とか「巻き戻しとか早送りとか見づらい」とか言われてしまうのですな。

即ち、ネット上ではQSV使用時のエンコード速度が取り沙汰されているが、ワタシにとって重要なのは、「編集作業中にどれだけ滑らかにマルチカム編集ができるか」なのである。
さて、更新するPCだが、

system

これを、7から8に変えてみます。
結構、埃が溜まっていたので、掃除もしたのですが、喉が痛くなってしまった。
チクショウ。

さて、8を入れてみたら…。
あれ、EDIUS側でQSVの設定をするのではないのですね。
BIOSでMultiDispray何とかかんとかを有効にしないといけないんですか。

あ、ああ、有効にするだけではダメなんですか。実際モニタに出力しないとダメなんすか。

えーと、このPCシングルモニタなんですが…。
仕方ないので、ビデオカードとは別に、マザーのDVIをモニタのもう一個空いているDVIに差します。

お、QSVが有効になった。編集以外の通常使用の邪魔にならないように、マザー側の出力している方は、メインの出力の上に置いてみた。

moniうーむ。

なんだかねえ。

このような状態になってしまった事を監督に伝えると、「もう一個モニタつけるのはダメなんですか?」との事。
え、別にいいよ。机が狭くなるのがイヤだから、シングルモニタなのかと思ってた。

 

余っていたモニタを繋いで、無事に8とデュアルディスプレイ環境になったのだけど、

実際どうなの?
multi
滑らかなような、そんなでもないような…。
試に、同じプロジェクトファイルをワタシのPC(x58 i7 970)でテストしてみると。
早送りは明らかに2600kの方が滑らかなのだが、巻き戻しはそんなに変わらないような…。

やはり、2600kの内臓GPUは今や古いものなので、そんなに効果を感じられない、と言った所なのだろうか。

新しい1151等の新しいCPUでは、段違いなのだろうか。

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ファイルのコピーを早くしよう エニイモア

12月 16th, 2015 | Category: 編集関連

以前に、ファイルのコピーを早くして、自分の作業時間を増やしたいがために、PCの中のHDDを束ねてRAID0にしたお話

ファイルのコピーを早くしよう

を書いたのだが、パソコンって幾ら早くしても慣れてしまわないかい?

 

ワタシもそうなんだ。奇遇だね。

前回作ったRAIDでは、スピードテストでリード320MB/Sで、共有システムのSPACEに実際にコピーをすると、230~270MB/S程出ていたのだが、もっと早くしたくなってしまった。

コピーの待ち時間なんて、明後日の方角にでも行ってしまえば良いのだ!!

ウチの会社では、撮影素材をダイレクトにSPACEに取り込むのではなく、一度ローカルに取り込んでから、SPACEにコピーを行っている。

読み出しより書き込みの方が負荷が高いだろうし、社員全員で使うもので、且つリースであるから、なるべくご機嫌を損ねないように使わなければならぬ。

SPACEはRAIDなので、そもそもバラバラにファイルが書き込んであるわけだが、導入前に代理店の方に伝えた所、「ああ、いいやり方ですね」と言われたので、多分、良いんじゃないかと思う。

 

日立のHDD3発から、自宅のSeagateのST1000DM3発に変える。速度重視。

HDDは人によって好みがあると思うのだけど、ワタシの場合は、

HITACHI→Seagate→WestanDigitalの順に安定していると思っている。これは経験則の話なので、まあ、アタリハズレはしょうがないですね。

 

で、ワタシはマザーのSATAポートではなく、RAIDカードに接続して組むようにしているのだが、大分久しぶりに更新を行ったので、やり方をすっかり忘れていて、多分、以前はこのRAIDカードがPC本体の差していたのだと思うのだが、今はPCI-Eの拡張ボックスの中にRAIDカードを入れてある。

 

ここから、ドツボにはまり、何度やってもRAIDが組めないのだ。

多分だけど、拡張ボックスに跨っているのが原因なんじゃないかと思うのだが、仕事時間がどんどん削れて行くため、サブのPCにST1000DMをくっつけて、RAID0を作り、そこからメインのPCに持ってきた。

 

やり方としてはイマイチだが、とりあえずこれでいいや。

早速、速度を計測してみると。

!!!

 

0001

倍くらいになっちゃったよ!!!

レッドゾーンです。危ないです。

SSDとかに比べたら、大した事ないんだろうけど、こりゃすげえ。

ST1000DMは、今までのHDDよりも薄いので、PC内部のエアフロー改善にも一役買っているのではないだろうか。

そして、SPACEへのファイルコピーは、300~320MB/Sほど。

うーむ、中々である。

10GbeのWindows環境の速度は、この辺りが頭打ちらしいのだが、概ね満足であります。

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