Archive for 11月, 2009
TC切れ
年末の大物の前半部分の納品が済んで、ホッとしていた所、オーサリング会社から、
「TCが飛んでいるんですが…」と連絡が入る。
うげ、前にもこんな話あったけど、呪いは解けていなかったのだろうか。
テープを戻してもらってチェックしてみる。出力したのと同じ、M35Jだ。
…お?切れてないけど?
話によると、02:00:34:17、18、19の、18が無いんだとか。
でも、見る限り18はちゃんとある。
DSR-60で再生しても、ちゃんと18がある。 ??
恐らく向こうはDSR-2000で再生したのだろう、手持ちの2000で再生してみると….。
無い…。
18フレームが無いのである。
そこのチャプターだけ、もう一度送ってエンコードしてもらう。
しかし、見えるデッキと見えないデッキ。実際TCは途切れているのか?どっちだ?
SONYに電話して聞いてみたが、まあ電話で話しているだけなので、
入っているとも言えるし、入っていないとも言える。 ああ、はあ。
何故にM35JやDSR-60では見えるのだろうか。
「多分、補正して再生しているんだと思います」
あり?2000の方がエラー補正弱いって事?
この先もこんな事はあるのだろうか。そりゃあ困る。
例えばですよ、180分の作品をテープに落として、ノイズチェックして、オーサリングに出したら、TC切れてるって話で戻ってきてですよ。
落胆しつつもまた出力して、ノイズチェックして…。うげえ。
そもそも、デッキだけの問題なのだろうか。
VELXUSがイカレているとか?マザーは?メモリーは?
そう言えば、2000ってTC引き直せなかったっけ?
しかし、この2000は中古で買った時に、すでにマニュアルが無かった。
ついでにSONYに聞いてみる。
「出来るんですけど、えーとですね、説明が非常に難しくてですね」
「簡単でいいんですけど、何とかならないですかね」(←簡単で分かるのか?)
マニュアルを一部コピーしてファックスで送ってくれた。
SONY厚木K村さん、ありがとうございます。
それによると、2000はTCのインサートが出来るらしい。
パネルをまじまじと見ると、おお、なるほど。
あとでやりくりテープでテストしてみよう。
REXCEED購入戦記2 大逆転ジョニーの憂鬱
さてはて、気が早まったので、カノプーに連絡し、REXCEEDのケーブルを早速注文する。
REXCEEDは専用窓口があり、通常の編集ソフト群とはちょっと違う扱いだ。
内容を伝えると「ええと、購入時のケーブルは破損されたか何かですか?」
「いや、中古で購入したんですけど、ケーブルが付いてなかったんですよねー」
電話口の人は、値段を調べて折り返すと言う。
いやー、思ったよりも簡単だなあ。とウキウキしていたのだが、俺はその後の回答でやや真っ青になった。
カノプーから連絡があり、
「えーとですね、昨日、REXCEEDの登録のFAXが弊社の方に来ていたんですが…」
「そうですね。昨日流しました。」
「ああ、そうですか…..あのー、ですね。ターンキー の場合は、業者から購入した場合でも中古品は登録できないんですよ___」
え
「でも、御社のウェブサイトに中古購入の登録の仕方って…」
「それがそのー、ターンキーはちょっと扱いが違うんですよ」
(マジで言ってんのかい)
だったら書いておいてくれよ 。ターンキーは中古の登録できないって…。
書いてあったら買わなかったよー、よー、よー、
「まあしかしですね、これではお困りだと思いますので、ケーブルの方は販売させていただく形を取らせていただきますので」
あ、どうも。助かります。
「あのー、最悪登録できなかったとして、壊れちゃった時に有償でも修理ってできないすか」
「まあ、、、部品があれば」
どっちみちサポートに連絡する事なんて無いし、壊れた時に修理さえしてもらえれば、それで良いんですけどね…。
このVELUXSが、何だか世に認められない子のような気になって、ちょっと寂しくなった。
俺は元の持ち主も知らないし。
その後、ネットで検索していたら、某中古機材の店で、カノープスの中古ターンキーの登録の顛末について書いているブログを見つけた。
確かにその時も、中古のターンキーは登録できないという回答だったそうだ。
そうかあ。ホントに登録できないのかあ。
REXCEED購入戦記
といっても、新品のREXCEEDを購入するために、経理部と虚実入り乱れの心理戦が行われた、とかいう話ではなく、
ヤフオクに出ていた中古を、個人的に買ったお話です。
ヤフオクを覘くのが日課になってしまっている俺は、いつもと違う検索キーワード「canopus」と打った所、そいつは居た。
「REXCEED MODEL 3000」
5年位前のカノプーのラインナップで、VELXUS500が組み込まれているタイプだ。
ワークステーションのカテゴリに入っていたので、気づかなかった。
開始価格は1000円だが、すでに3万円近くに上がっている。
そりゃ、そうだろう。中古とは言えVELUXだ、最近はHD STORMの方が元気がある気がするが。
PC付きでストア販売だ。
このストアの販売というのがポイントが高い。と思う。
カノープスは、店で購入した中古品の登録を受け付けてくれる。
新品で購入するよりも安く、故障した場合も有償だが修理してもらえる。
ウォッチリストに入れ、入札はギリギリまで控え様子を見る。
少し前に購入したHD STORMはEDIUSがバンドルされていた。
で、元々持っていたDVSTORMの分のEDIUS5(ソフトだけアップグレードしておいた)が中に浮く感じになっていた。
EDIUS5から、DV STORMボードのサポートが打ち切られたためだ。
アップグレードのEDIUS5は登録していなかったので、売りに出してしまおうかと考えていたけど、このREXCEEDと組み合わせれば、活用できるな。
さて、終了四時間ほど前の時点で6万円台後半だ。数日前にこの価格になってから、動いていない。
10万以下で落とせないだろうか。
終了10分前に、8万円で入札。念のために10万円まで入れておく。
何とかこのまま行けないかなあ。と思ったけど、上がりはじめた。
ブラウザの更新ボタンを押す手に緊張が走る(そんなに御大層じゃないけど)
ちょっと迷ったけど12万円まで上げる。
10万4千円になった。このまま行けるといいが。
詳細な残り時間のウィンドウが一秒刻みで減っていく。誰かが入札すれば10分前に時間が戻ってしまう。
残り時間が五分を切った。突然時間が戻る。
チクショウ。誰かが入札したのだ。
11万1000円になってしまった。またしても緊張のやり直し。
もう来ないだろう。だってコレにプラス消費税と送料だぜ。そういえばケーブルが欠品してるって書いてたな。
絶対来ないよ…。つか、もう来ないで。お願いします…。
5,4,3,2,1….しゅーりょー。
終わった。
11万1000円で落札でございます。
気分は古の時代の実業者だ。
すぐに振込みを済ませ、最短で発送してもらう。大阪の業者だ。
土曜日着だがロケが入っている。確認は夜中だ。
てっぺんまわって会社に戻ると、でっかい箱が届いていた。REXCEEDだ。
早速電源を入れる。経年変化しているのか、ファンの音がちょっとデカイ。違うかな。昔のWSにしては静かな方かもしれぬ。
ビデオカードはクアドロだ。HDDはシステムに160GB、データ用に250*2でRAIDになっている。
DVデータならばRAIDは邪魔になることもあるけど、これはどうだろうか。なんといってもカノープス純正な訳だし。
メモリーは追加されているようだ、標準だと1GBだが、この機体は2GBになっている。のちのちさらに追加しよう。
システムから入れ直して、EDIUS5を入れた。ボードの認識も問題ない。
純正の専用ケーブルが付いていない。これは分かっていたので問題はない。(有った方が当然いいけど)
早速、カノープスに中古登録のファックスを送る。登録が完了したら、専用ケーブルを注文しよう。
DSR-2000と組み合わせて使うとするかな。
カノープスのサイトではHPの最新WS、Z800に、日本未発売のHD THUNDERを組み込んだ新型のREXCEEDをアナウンスしている。
自前の編集システム?は、FCP1セット、EDIUS3セットになった。
万が一の事態になっても、作業はすぐに再開できるな。
。。。そんな嫌な想像するのはやめましょう。
(笑い話)昨日はその後、ロケの打ち上げで新大久保に焼肉に行って、酔って帰ってきてSCSI,RAID,AUDIOのドライバを入れようとしたが、酔っていたせいか何度やっても上手く入らなかった。
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