LibecのスライダーALLEX
映像制作を志す人なら、割と知っている人も多いであろう、LibecのALLEX。
三脚メーカーから、満を持して発売されたスライダーである。
これを購入したのだけれど、
ワタシの知識の範囲では、スライダーというのは、スライダー開発会社が作っているので、三脚と組み合わせての使用に関しては、別々のメーカーを合わせるので、ちょいとばかし工夫が必要である。という考えであった。
ワタシのスライダー道というのは、例によって安物買いの銭失いから始まっていて、
何も調べずに買ったので、手持ちのNEX-FS700では重量の問題からまるで動かない、OPTEKAのGLD-400。
ちょっと調べて買ったのだけど、イマイチ三脚と上手く合わせられないGLIDETRACKのHHD1200。
滑りムラが気になって、「やっぱり電動だ!」と購入したWondLanのER01。
これだけ投入しても、たいして努力もしなかったので、諸兄達がやっているような、滑らかな映像とは「何か違う」ダメ映像しか撮れないのである。
「スライダーを使っている人って、多分才能があるんだろうな。俺ラーメンの方が好きだし」と、半ば諦めに近い心境に陥っていたのだ。もったいない。
そこに、ALLEXである。
三脚メーカーが開発しているのだから、組み合わせに悩む事もない!
ワタシが求めていたのはこれだ!というか、Next-Zero.comの宏也さんやPRONEWSの岡さん、ガイプロモーションの照山さんらのような、分かっている人たちのレビューを見て、「これならいけんじゃね?」と、これまた例のパターンなのだが、死地に赴く気になったのだった。
で、
ビデキンさまに発注するのだが、ワタシの持っている三脚は、LibecのF303だったので、FS700やらヘッドやらを乗せるにはちょっと弱く、もうちょっとタフな三脚も、と考えていたのである。
ALLEXの事をちょこっと調べてみると、スライダーに75mmのハーフボールが付いていて、コレを三脚側の75mmに合わせるのだそうな。ふーむ。
それを踏まえて、脚はRT30Bにした。ヘッドはいらないので、結構お値ごろな気がする。
ワタシは75mmのハーフボールって、聞いたことはあるけど、まるで理解していないので、f303を見てみると、おお、これまさに75mmではないか。
知らなかったのだ。
なるほどなあ。ハーフボールで組み合わせれば、ネジに比べて安定させる事は容易だなあ。
て言うかですよ。
ひょっとして、ハーフボールってこれだけで売ってるんじゃないだろうか。
GLIDETRACKのスライダーにハーフボール組合わせれば、ALLEX買わなくていいんじゃないだろうか。
ヨドバシに行ってみると….売っている!!
マンフロットのそれを購入し、GLIDETRACKにつけて、先に届いていたRT30Bに乗せてみると…。
ああ、これでいいじゃないですか。
RT30Bにマンフロットのハーフボールと、GLIDETRACKでいいじゃないですか。
そこへ、タイミングよく電話が鳴る。週末にALLEX入荷との報が入った。チクショウ。
そして、早速届いてしまったのでヤケクソで見てみよう。
このようにハーフボールの形状は、若干違うようだ。
この黒い部分に、邪悪な何かが詰まっていて、それが全ての重量を受け止めるのだろう。
左がマンフロットで、右がリーベック。
若干違うためか、受け部への収まり具合にも違いが見られる。
ワタシ的には、マンフロットのしっかりはまっている様に見える方が好みだが、実際の接地面積は違うのだろうか?
確かめる術は無い。
そして、各レビューで言われている、剛性であるが、
チェックのために、鉄拳でガンガン叩いてみた。
ADが横目で見ているが、気にしない事にする。
うむ!堅い!! 他のスライダーは、幾らかしなる感じがあるのだが、
まったく曲がらん。心強い。いざという時には、ワタシの命を救ってくれたりするんだろう。
そして、滑り具合も良いです。
イーデスハンソン。
最初、こんなに重いの?と思ったが、おそらくこの粘りと言うのか、それが滑りムラを出なくするのだろう。(間違っているかも)
しかし、
ワタシの行った、ALLEXの上に503HDVを乗せてFS700となると、端っこの方まで行くと、少々危うい感じがする。これには砂袋が必要だ。
おそらく、GLIDETRACKもマジメに調整すれば、同じような感じなのではないだろうか…。
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