6月 15

編集用共有ストレージ変更

Category: 編集関連

ウチの会社の映像編集のハードディスクは、10年ほど前から、各々ローカルのディスクでの編集ではなく、大きなストレージを真ん中に立てて、共有する方法をとっています。

共有するメリットとしては、

キャプチャーしてから編集完了までのデータ料が、ある程度予測がつく。

ガチャコンなどのハードディスクだと、セキュリティ面での危険があるが、これを回避できる。

ウチの会社の作品は、1タイトルあたりのデータ量が、周りのメーカーの5、6倍あるので、ローカルのディスクで運用しようとすると、多重化するための行程が、やたらと時間が必要になるので、これもある程度回避できる。

 

デメリットはコスト。

これを会社に導入してもらうのは、とても骨が折れる。

 

一番最初はAppleのXsanでした。総量10TBで、有効領域7TB。これを2Gのファイバー線で繋いでいました。DVCAM時代はこれでオッケーでした。

その後、編集ソフトがEDIUSに変わり、XsanからmetaSANに移行しました。

初期総量20TB(うろ覚え)くらいで、8Gファイバーで接続。一年半程経ってから、カメラがNXCAMに変わり、HD素材も収録するようになったので、スペースが足りなくなってしまい、2TBの玉で構成していた物を、3TB玉に変更して、総量38TBになりました。

 

今回、metaSANもリース切れになるので、GBlabsのSPACEにしました。

今回はファイバー線ではなく、LAN接続です。安全領域はまた増えて、50TBです。

 

LANと言う事は、要するにNASな訳ですが、初めてその存在を聞いた時は、「NASで編集できる訳ないだろ」とか思っていました。

されども進化するのですね。

 

SPACEにしたのは、評判が良かったのと価格面(metaSANの半額)での魅力、ドライバーもライセンスも不要。という部分でした。

もちろん、いい事ばかりでもなく。metaSANが端末1台あたり、概ね550MB〜600MB位出るのに対し、SPACEは各端末を1Gで接続するので、

70MB/sec位しか出ない。

のだけど、オフラインをSDのmpeg2、オンラインをHDのカノープスHQで行うので、余裕はある計算になる。

もちろん、もっと早い接続も可能だけれど、ウチの会社の台数から行くと、ちょっと高くなってしまう。

当面はカメラがNXCAMで行くと思うので、これで大丈夫だと予想するが、どうなるかなあ。

4Kは無理だしなあ

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