4月 20
出力したファイルにインサート cineXinsert
http://www.cinedeck.com/cinexinsert/
である。
ワタシは以前、テープからファイルベースに移行するにあたり、完成品マスターに一箇所だけノイズが見つかったりとか、1カットだけ修正したい。とか発生した場合は、全部出力し直しなんだろうか、面倒だなあ。と思っていた。
ウチの会社では、以前はDVCAMをマスターテープに使用していたのだが、180分作品などをテープに出力してチェックをして、ノイズが入っていたり、テロップ間違ってた、とかなるとさあ大変。
別のテープにその付近を書き出して、リニアの編集機でインサートするのだ。
途中から二層のDVCAMを使ったり、STORM3Gを使ったりと、段々楽になったものの、尺の長い物の出力は色々面倒だったワケですな。
ファイルベースに移行する際も、散々経験したこのインサートは、ワタシの心に澱のようにのしかかり、
「ここは、何とかしないとなあ」なんて思っていた。
さて、おっかなびっくりファイルベースになり、気がついたら何となくワークフローも確立し、
自身の業前も老練というか円熟の域に達し(注:ウチの会社でのみ)出力し直しと言うのは、殆ど発生しなくなって、気がついたら、ファイルの出力待ち時間は、ワタシにとってむしろ憩いの時間となっていたのである。
余談だが、最近の憩いの時間の使い方は、「ウィキペディア最短移動ゲームで」ある。
例えば、ベートーベンから北島三郎までを、リンクを辿って何分で移動できるか。
見ているのはウィキペディアだから、周りからは何か調べ物をしている様に見えるのでおすすめだゾ。
要するに、「ファイルにインサート」などと言うのは、すっかり忘れていました。という話だ。
そこへ、cineXinsertである。
過ぎ去った青春の日々が、鮮烈に蘇る。
要は、このソフトは「あ、指示声消し忘れた」とか「あれ、カメラ見切れてるじゃん」などと言った、
映像制作あるある10傑を、その対象カットだけ直せるのである。
要らないカットを消して、前に詰める、とかも出来るのだろうか。
ただ、Mac用なので今のワタシには検証が難しい。どなたか宜しく。
2 comments
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これは期待できますよね!
でもまぁ普及するまでには時間かかりそうだし、再生互換とかどうなのかなと。情報不足です。
ふくださん、先日は遠路お疲れ様でした!
楽しかったすねー。
さてさて、確かに再生互換は気になりますね。
カノープスコーデックで出力しているのに、EDIUSで読めないとか(笑
重たい出力を頻繁にする人には需要あると思うんですけどねー。