1月 9
HXR-NX5J
が発売された。
ソニーが新シリーズとして打ち出して来た、業務用AVCHD採用機だ。
さてはて、多種のフォーマットが乱立しまくりのハイビジョン。
ウチの会社が採用するのはどれになるのでしょう?
ポイントは
1,記録メディアが高額でないもの
2,小型(勢いハンディサイズ)のカメラがある事。
3,編集時にフォーマットが混在しない事。
4,バックアップが比較的容易である事。
カメラが高くつくのは、ある程度 仕方がないにしても、記録メディアに毎度多額の割り振りがあるとなると、制作費を圧迫する。
バックアップについては、ウチはどこかの依頼を受けて制作しているのではないので、出来上がった作品や撮影素材は、なにがしかの形で自社に残しておかなくてはならない。
となると、やっぱテープで残したい。
だけど撮り素材のキャプチャーからは解放されたい…。ええ、とても。
今までの中で、会社として導入視野に入るのは…
HDV→信頼性に若干の不安あり•マスターテープがオーサリングのマスターとして使用できない。
XDCAM EX→カメラ、記録メディア共に高額•小型のカメラが無い•MPEG。
DVCPRO HD→ほぼXDCAM EXに同じ。
この三つだったのだが、内心、どれも帯に短しオビワンケノビで(格闘オヤジギャグ)、いやいやながらもHDVか?などと考えていたのだが。
表題のHXR-NX5Jの発売で、「これ、いけんじゃね?」という期待がモリモリしている。
機種としての熟成度はこれからなのだろうけど、安価なメモリースティックが使えるのはかなりの120点だ。
AVCHDなら、小型の民生機もあるし、フォーマットがバラバラになる心配も軽減される。
さらに、このHXR-NX5Jの民生機版、HDR-AX2000も出るんである。
HD/SDIやGPS機能などが省略されているが、サブや押さえ用、1カメロケの時はこれでオッケーではないか。
まさに驚天動地。俺ア胃袋が二つ欲しいゼ。
ただ、AVCHDなので、主要NLEがリアルタイム再生に対応してくれるのをやや待ちしなくてはならない。
最後にもう一つ、
実はこのメモリー撮影、つまりファイルベースのスタイルにどうしても重くのしかかっていた、撮影後の素材のバックアップに、おそらくは決定打的な機材を発見してしまった。
まだ日本にデモ機しかないそうなのだが、近々に代理店が見せてくれるそうだ。
3 comments3 Comments so far
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おがさんの要望からするとHXR-NX5Jはベストだと思います。
ネックとなるのは、素材&マスターの保管とAVCHDがストレスなく動作する環境でしょうね。
バックアップに関しては決定打的な機材がありそうなので解決扱いとして、AVCHDの動作ですが、しばらくはHDVへの変換などで作業してみてはどうでしょうか?
変換時間を考えるとキャプチャーと変わらないように感じるかもしれませんが、VTR経由でテープをチェンジしながらの作業よりメモリーの方がはるかに楽だと思います。
クライアントに対する見栄えまで考慮する自分にはPMW-350がベストになっていますが、小型でOKであればやはりHXR-NX5Jになりますかねぇ。
fukudaさん、どうもです。今年も宜しくお願いします。
キャプチャー後のHDV変換は、実際問題テープ取り込みよりはズッと楽でしょうね。デッキも必要ない訳だし。
“クライアントに対する見栄えまで考慮する自分にはPMW-350がベストになっていますが”
fukudaさんのスタイルのお仕事(クライアントあり)だと、こういった所も気にしないといけないのがネックですよね。
日本人って一般的に「技術にお金出すより→ゴツイ機材スゲ仕事している」って風潮があるし。
新しい機材ってワクワクするけど、HDで撮った=価値が上がるではないし、内容の充実も心がけたいモンです。
バックアップ機材は確定したらDAVI2にて!
> バックアップ機材は確定したらDAVI2にて!
よろしくです!
けっこう期待してます。