10月 17
HDプロジェクター借りる
ウチの会社は、とある映像を撮るために、人智を超えたスタジオを用意しています。
そこに、パナのSDプロジェクターを使って撮影をしているのですが、今までも「インチキくせえなあ」と、思っていたんですが、NXCAMで撮影した素材は、ウソ丸出しになっていました。
そう言えば、ドラえもんの道具に、ウソ8OOってのがあったな。
「HDで撮った画を流せ」と社長からのお達しで、HDプロジェクターをレンタルしている会社を当たったところ、
「レンタル料1日40万円」おいおい、なんだそりゃ。
購入するとなると、ウチの要求を満たすのは、200万~400万クラス。
あの手しかないな…。
「まあ、買うにしてもですね。安いものではありませんから、買ってから失敗した!!とか、言えない金額なのですね。やはりモノが見たい訳でして、まずはお借りしてテストしたいんです。ってパナソニックに頼んでもらえませんか」
と、ビデキンT本さんにお願い。
DooDooシー作戦。
T本さんの尽力によって、DZ6710を借りれる事になりました。
明日はテストです。
No comments10月 12
テープでの撮影が終了
先日8日をもって、ウチの会社のDVCAMでの撮影が終了しました。
新規のテープ撮影のキャプチャーからは解放されるのです。
多い時には、1タイトルで100本を超える素材を全て取り込んでいた、地獄の日々は終わりを告げ、今後はドキドキしながら、完全ファイルベースになります。
以前、DAVICS2の集まりで、こんな話をした事があります。
「我々のメディアは使い捨て」
3ヵ月後には、恐らく殆どの人が覚えていないでしょう。
それでも、全てのテープを取り込むのです。
ファイルベースになっても、それは変わりません。
全てのものを飲み込む程のHDDを用意して、
「全部取り込む」のです。
10月 7
さよならスティーブジョブス
自分が映像の世界で仕事をする事ができたのは、Macが分かり易かったから、といっても過言ではありません。
デジタルを使った映像制作で身を立てようと、試行錯誤していたころ、Macはどちらかと言えばPCに押され気味の時期でした。
それでも、10年以上前のあの当時、MacもWinも、海千山千のワクワク感を感じさせてくれました。
今でこそ、映像に触れる事を、それこそ空気のように何の違和感もなく仕事をしていますが、その土台にはMacがありました。
仕事では全てWindowsで映像をいじるようになりましたが、自宅ではMacPROを使って映像の研鑽を続けています。
早すぎた巨星の終焉に哀悼を。
2 comments10月 4
バックアップ用のRAIDを組む
編集に使うmetaSANとは別に、単に素材を置いておくだけの場所を作るべ。
NXCAMで収録した場合、カードは次から次へと使い回していくので、オフライン編集が終わる前に消してしまう。
これは結構怖いぞ。
まず無いけれど、キャプチャー漏れがあった場合、「○○の画って、無かった?」なんて聞かれても、確認のしようが無いのです。
根本的な解決はまだ先になるけれど、当面の課題として、撮影データを多重化する事で、どれかがダメになっても、復旧できるようにしなければならぬ。
おお、万が一のキャプチャー漏れから、話が遠ざかっていく。
データ多重化として、arecaのARC-5040を導入しました。いつものオリオスペックさま。
これに3TBのタマを8個。
結局の所、何をやってもHDDが怖いのは変わらないので、RAID6で構成してみる。
これで、metaSANとarecaのRAIDで多重化できた。
しかし、不安は拭えない。
まずいぞ、こんな事ではハゲてしまう。
2 comments9月 29
EDIUS 6.0.5アップデート
9月 29
HXR-NX5Uを日本語化してみよう
ある種の失敗談です。
日本で使うNXCAMが少し足りないため、まだそれほど活発に活動していないUS支局から、HXR-NX5Uが二台届きました。
5Uなのでメニューは英語です。
英語の苦手な社員も多いため、いい悪いはともかく、日本語化できんだろうかと模索。
ファームウェアを見ると、未だにVer.1のままでした。
これに、日本のファームウェアを当てれば、日本語メニューになるんじゃね?
でも会社のだし、もし動かなくなっちゃったら、まずいしな…
数時間後、無謀にも日本のVer.2ファームを当てる俺の姿がありました。
そう、人柱大五朗の名に恥じない振る舞いをしなければ。
ドキドキしながら、様々な思いが去来します。
動かなくなっちゃったら、
みんなに白い目で見られて、
あの人、実は何も分かってないじゃん、とか言われて、
修理代と運賃自分で払って、
まさに負のオンパレード。
ファームウェアの進行状態を示すプログレスバーはゆっくりと伸びていきます。
早く終わってクレー、途中で止まらないでクレー。
無限の時間の様にも感じられたけど、割とあっさり終了。
んで、電源入れると。
英語!!!
みなさま、これでお分かりでしょう。
私の後に続く人がありませんように。
No comments9月 28
HXR-NX70J(の、下準備)
朝、会社のワタシの席の前に、ソフトケースが。
あんだよ、置きっぱなしにしやがって、誰だ。
探し出してカリカリになるまでヤキをいれてやる。
開けてみますと、中にはHXR-NX70J。うわお何これ。
こいつは、もしかしたら、一足早いプレゼントか??
いやー、機材オタクみたいで嫌だなあ。
満更でもないワタシ。
数時間後…
ADタチバナ「あー、おがたさん。副社長が次のロケで70J使うそうです」
ワタシ「あ、そうなんだ」ちょっとガッカリ。
ADタチバナ「それでー、ヒートランしておいて欲しいんですけど」
お前がやれーーーーーーーー。
No comments9月 15
HD THUNDERよ、どうしたというのだ
自分のHD THUNDERは、P5K-E+Core2Quad9550のPCに挿していて、
これにVTRはDSR-2000を組み合わせ、EDIUSを使用したDVCAM編集においては、なかなか非の打ち所のない環境を構築しています。
未だにDVCAM、とか言っている辺りはさておき。
インサートがEDIUSのタイムライン上から出来るのは、とんでもなく便利で、今までは240分の作品にノイズが1フレ入っていた時なんぞは、
別のテープに該当箇所を出力して、リニアの編集機でインサートしていたのです。
それが、EDIUSのタイムライン上から、「ここから、ここまで」イン点アウト点を決めて出力するだけで、修正できるのです。
この、シビレルほどの楽さ。手放せないぜ。
さて、64bitのXPでは、HD THUNDERが動作しなかったため、諦めて、64bitの7にしました。
7はディスクスペースも結構使うので、XPから使っていたHDDでは手狭な感じがしていたので、500GBのものに換装して、そこにOSを入れ替えました。
EDIUSもインストールして、念のため動作チェック。
そう言えば気になるのが、たまに起動時にHD THUNDERのドライバーが上手く読み込まれない時があって、再起動すればいいのだけど、2,3回再起動しなければ上手くロードしない事もあって、ちょっと面倒な時がある。
他の使用している方の意見もお聞きしたい所。
閑話休題
動作チェックをしていたら、不思議な現象にぶち当たる。
EDIUSを立ち上げて、一番最初のテープ出力時に、何故かBusBusyになって止まってしまう。
音声だけインサートすると、アウト点に音声ノイズが入る。
画と音をインサートすると、アウト点が乱れる。
アッセンブルだと綺麗にできる。
普通逆じゃないか??
弱ったなあ。この組み合わせが上手く行かないと困るんだけど。
もう一回OSからクリーンインストール。
…直らん。
まさか、HD THUNDER壊れてしまったんじゃなかろうね。
何パターンやっても改善しない。DSR-2000の方は大丈夫なのか?
試しに、DSR-1500に繋いでみた。
あれ、普通にインサートできるぞ。
何度やっても上手く行く。 こいつは、DSR-2000がイカレたのか。
Aの無い、DSR-系はメンテナンスが終了してしまっているのもちらほら。マズイぞ。
もう一度、DSR-2000に戻してみる。
あり???こっちもインサートできるぞ???
どうなっているのだ。
こいつは、相当念入りにチェックしなければなるまい。
いざと言う時に、使えなければ意味ないからな。
これから地獄の耐久レースじゃ!!
2 comments9月 13
LTOバックアップの対抗馬か?
副社長の会社では、去年の4月頃からNXCAMでの収録を開始した。
ファイルベースに移行したので、撮り素材など、中間のデータをどのようにバックアップしていくか。
その時点で、あまり危険度を感じないバックアップ方法は、cache-a社のLTOテープを利用したものだけだった。
この辺りは、人それぞれ考えもあるので一概には言えない。
ウチの会社でも、10月からNXCAMの撮影に移行する。
リソースの共有といった面や、どちらかの機械が壊れた時のために、同じ物を導入した。
NHKや民放でも導入が進んでいるそうなので、今後暫くはこのスタイルでやっていけると思う。
と、思っていたら、アムステルダムのIBCで、ソニーが中々アツいものを発表していた。
詳細はコチラのSONYのサイトをご覧頂ければと思う。
12枚の光学ディスクメディアを、アーカイブストレージとして使うというものだ。
書き込み速度や、メディア、ドライブそのものの価格は分からないが、後発であるだけに、LTOタイプのものより低価格で出してくるのではないだろうか。
ちょっと不安なのが、12枚中の1枚が読めなくなったら、全体が読めなくなるのじゃないだろうか。
しかし、バックアップで低価格の選択肢が増えるのは、とても良い事だと思う。
2 comments9月 7
OSX Lionは、AFPをデフォルトでサポートしていなかった
ここ最近、普段の仕事の他におニューの機材のテストが延々続き、何度やっても上手く行かないスパイラルに陥っていますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
昨日の夜、PRの編集で追い詰められている俺の所へ、副社長から内線。
「共有(NAS)に繋がらなくなったんだけど」
(内心)
ククク、そんな時はまず再起動ですよ。しかし、これを俺がサラッと解決することで、俺の株はまた上がるのだ。
「やっぱ、おがたに聞くのが一番だな」
後の世に俺は、この様に評価されるであろう。
一円もかからない空想遊びに満足して、副社長の所に出向く。
…あれ?なんか、見た事の無いメッセージが。
バージョンがなんたらかんたら。
よく見たら、OSがLionになっているではないか。
ひょっとして、AFPが使えないのでは?ありうる。
ネットで調べると、結構出てきたので、面食らった人も多かったのではないだろうか。
この先、同じ衝撃を受ける方もまだいると思われるので、対処方法のリンクをここに。
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